治療方法の違い
■ミラドライ

ワキの下の汗腺があるエリアのみにマイクロ波を広範囲に照射し、2種類の汗腺に熱ダメージを与えて、汗腺の発汗機能を停止させます。電子レンジと同じ原理の為皮膚表面には傷はつかず、汗腺のみがあるエリアのみに効果を発揮します。吸引による腫れや内出血がおこりますが、1週間~10日ほどで徐々に消失します。
■ビューホット

昔からあるフラクショナルRFと言うテクノロジー(高周波)を利用しています。皮膚に針を刺し、深さを変えながら熱を浸透させて汗腺にダメージを与えています。皮膚に針を刺すので術後は患部にかさぶたができますが、1~3ヵ月ほどで目立たなくなっていきます。
施術範囲
■ミラドライ

マイクロ波を広範囲に照射するので広範囲に存在しているエクリン汗腺も逃さず当てることが出来ます。また、マイクロ波は電波の性質から、水を多く含んでいるものが早く熱くなります。ですから、汗(水分)を作るエクリン汗腺にも非常によく反応するのでわきが・脇の多汗症どちらの治療にも適しています。
■ビューホット

昔は毛穴一つ一つに針を刺し毛根を焼き切っていましたが、それを一度に行うことが出来るようになったのが、ビューホットです。カートリッジに内蔵されている針が深さを変えながら熱を浸透させて汗腺にダメージを与えています。効果が現れやすいのは針先周辺のみ為、数が少ないアポクリン汗腺に効き目はありますが、表皮に何万個と存在するエクリン汗腺全てに適切な効果をあたえることは難しいとされており、多汗症の治療にはあまり向きません。
施術に適している部位
ミラドライはワキやスソワキガ(Vライン・Iライン上部)に施術が可能です。水分によく反応しますがヘッドが大きい為細かな部位への施術に向きません。
多汗症の治療には不向きな「ビューホット」ですが、ヘッドが小さい為、エクリン汗腺が少なく細かな箇所の臭いの治療チチガやスソワキガ(Oライン・Iライン)に向いています。
ミラドライもビューホットもどちらも切らないワキガ治療ですが、そもそもの構造や治療の仕組みが違います。どちらが自分に適しているのかしっかりと見極めて治療を選びましょう。
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