下まぶたのたるみ、クマの治療の症例解説です。
当院では、切る手術から、皮膚は切らず脂肪のみ除去する方法、また脂肪注入や、ヒアルロン酸、コラーゲンなどの注入、美容皮膚科的な治療など様々な方法で行なっております。
症例について
40代男性、顔出しのモニターさんです。YouTube動画にもご協力いただいております。ご協力誠にありがとうございます。
症例写真
治療前の状態
数年前より下まぶたの脂肪の膨らみと皮膚のたるみが出現してきたそうです。
YouTube動画では「鏡を見た時や、家族からおじいちゃんみたいと言われた時に目の下が気になって、ちょっとだけ若返りたいなと思って相談しに来た」とコメントされています。
くまの中では、「青クマ」の程度は軽く、脂肪の突出と皮膚のたるみ、その下の溝の窪みによる「黒クマ」が強い状態です。
この場合、
- 皮膚を切るハムラ法
- 下眼瞼の脂肪除去
などの治療と
- 脂肪注入
- ヒアルロン酸注入
- コラーゲン注入
などを組み合わせて行う必要があります。
患者様と話し合い、今回は皮膚を切らず、下眼瞼の脂肪除去、ヒアルロン酸注入の治療を行なっています。
治療前のインタビュー動画です。
【美容外科】目元スッキリ! 目の下のたるみを解消 → 下眼瞼脂肪除去(前編) – YouTube
治療後のインタビュー動画です。
【美容外科】目元スッキリ! 目の下のたるみを解消 → 下眼瞼脂肪除去(後編) – YouTube
治療について
かなりの量の脂肪があったため、慎重に脂肪を摘出し、ヒアルロン酸1ccのみ使用して凹みを埋めています。
治療後の状態と比較画像
目の下の脂肪による膨らみは無くなり、皮膚のたるみ、凹みも改善しています。
目の下の治療だけで、かなり若々しくなっています。
治療のポイント
皮膚を切る治療も検討しましたが、ダウンタイムなどの関係で今回は脂肪除去と注入を行なっています。脂肪除去だけでは皮膚の弛みや目の下の凹みが残りますので、ヒアルロン酸注入によって調整しています。
下眼瞼の脂肪除去と注入について
- 下眼瞼の脂肪除去はたるみが軽度でtear trough(下眼瞼の内側から真ん中まで伸びる溝)が深くなく、脂肪が突出していることでいわゆる目の「影クマ」、「黒クマ」に悩んでいる方に適した治療方法です。私の治療方針は、しっかりと脂肪を摘出することです。
- 皮膚のたるみが強い場合は、皮膚を切る治療(ハムラ法)を行いますが、できるだけ脂肪除去と注入で行えるよう努力しています。
- 脂肪除去でここまで改善できますので、無理に皮膚を切る治療は勧めていません。
- 脂肪の除去は丁寧にかなり時間をかけて行います。何度か治療中に座っていただき、過不足なく脂肪が除去されているのを確認します。
- 注入に使用するヒアルロン酸は入れ過ぎると、いわゆる「ヒアル顔」になりますので、慎重に注入します。
- ご自身の脂肪を使って行うのマイクロファット ・ナノファット注入も行っています。次回はこちらの症例を紹介します。特に目の下にはおすすめです。
- 目の下の「青クマ」が強い方の場合、ナノファットかコラーゲン注入を行なっています。
- 当院院長が、今年発行された美容皮膚科雑誌の「BEAUTY」でクマ治療について執筆しています。当院では、美容外科治療と美容皮膚科治療の両面でクマ治療を行なっています。
治療概要、合併症について
治療概要
下眼瞼の脂肪除去とヒアルロン酸1cc注入。
合併症、副作用、リスク(カッコ内は私の経験)
- 皮下出血(時々出現します)
- むくみ(翌日にかけ、やや目元が浮腫みます。)
- 腫脹(必ず出現します。飲酒や激しい運動はしばらく控えてください。抑えるために可能であればテープを貼ります。)
- 感染(ありません)
- 塞栓症(ありません)
- 左右差(できるだけ起こらない様に慎重に行います。)
- 注入剤の入れすぎ、足りない(治療後に鏡をご覧になっていただき確認しています)
- 傷あと(針穴だけです)
- 凹み(ほぼありません)
- 皮膚のたるみ(脂肪除去のみでは少なからず出現しますので、注入や皮膚切除が必要になる場合があります)
その他詳しい内容(その他の症例写真、ダウンタイム、料金など) その他のブログ
関連ページ
『下眼瞼の脂肪除去の症例解説(目の下のくま)』
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