医療の現場では、皮膚常在菌を抑制する目的でエタノール、クロルヘキシジン、塩化ベンザルコニウム、トリクロサン、トリクロカルバン、ヘキサクロロフェンなどが用いられます。
消毒液単体での有効性の報告は少ないですが、消毒薬のトリクロサン含有の外用薬を使用すると腋の細菌数が減少し、臭いも改善すると報告があります。
トリクロサンは、デオドラント製品や歯磨き、洗顔料など様々な製品に含まれていますが副作用の報告も示唆されているので注意が必要です。
またトリクロカルバン、ヘキサクロロフェン含有石鹸で、腋を洗浄すると48時間は改善がみられました。
ただし、使用を中止すれば元に戻るので継続した使用が必要です。
ワキガクリームなどの効果は?
どのくらいの効果があるのかは製品によりますが、消毒薬を配合した石鹸やデオドラント製品の有効性はある程度文献でも示されています。
市販されているワキガクリームなどの製品も多数あります。
消毒または制汗を目的としたものが多いようです。
それぞれ使用されている消毒薬が違います。
アレルギーなどの副作用もありますので、肌に合うものを選ぶことが重要です。
またワキガクリームとして売られている商品のほとんどは医薬部外品ですが、稀に医薬部外品ではないものもあるので、「医薬部外品」と記載されているものを選びましょう。
薬ではないので、治療効果はありません。
あくまでも抑制するものである事を理解した上で購入しましょう。
おすすめの製品
[php_everywhere]古谷 純朗 (2015)
形成外科診療 ガイドライン7 体幹・四肢疾患7
金原出版株式会社
ご注意
LINEでのご連絡にはアプリが必要です。 クリニックからの返信に3~5営業日(土日祝日を除く)のお時間をいただく場合がございます。 お急ぎの場合は、お手数ですがクリニックまでお電話ください。 開院時間は、10:00~18:00です。 不在の場合は福岡院(092-738-1730)もしくは鹿児島院(099-219-3701)の番号から折り返しお電話致します。