ワキガは優勢遺伝で、
両親がワキガ体質である場合は８０％、
親のどちらかにワキガがある場合は５０％
の確率で遺伝すると言われています。

日本人などの黄色人種のワキガの発生は約10％にすぎないとされています。

白人や黒人ではほとんどの人に多少ともワキガがありますが、体臭を不快に思う人が少なく治療する人はほとんどいません。

何が遺伝するのか？

ワキガの原因となるアポクリン汗腺の数や大きさが遺伝します。
このアポクリン腺の数は、生まれた時に決まっているのでその後変わることはありません。

アポクリン腺が多い人はワキガになる確率が高くなります。
アポクリン腺の数を減らすには、手術やレーザーなどの治療を受ける他に方法はありません。

ワキガ体質を調べる方法

耳垢の状態は、湿型と乾型に分かれており、湿型が優勢遺伝。乾型が劣勢遺伝です。

日本人は８０％以上がカサカサとした乾型です。
日本人の16％がネバネバとした湿型で、その内の80％にワキガがあるとされていますが、ごく稀にワキガでも乾型の人も存在します。

また、湿型の人の80％に腋臭があるとされており、腋臭と耳垢の状態には密接な関係があります。

お子様が小さな時でもワキガが遺伝しているか耳垢を調べることで、予測することができます。
耳垢が乾型である場合は、ワキガは遺伝していない可能性が非常に高いです。
逆に、親がワキガである場合で湿型の耳垢の場合は、ワキガが遺伝してる可能性が非常に高くなります。

もしも遺伝していたら？

もしも、お子様にワキガが遺伝している場合でも発症するのは、思春期を迎える頃です。
それまでにご両親が、対処法などをしっかりと理解し対処することでお子様をケアすることができます。