臭いを気にされている方や女性は、腋毛を処理する方も多いのでわき毛も薄くなると喜ばれる方も多いと思いますが、男性など中にはわき毛がなくなることに抵抗がある方もいらっしゃると思います。
ミラドライ後、わき毛は薄くなるのか?
わき毛と臭いの関係についてなどお話いたします。
ミラドライで治療すると、ほとんどの場合わき毛が薄くなります。
わき毛が薄くなることに抵抗がある方は、よく考えたうえで治療を受けるようにしてください。
ミラドライの場合、発毛組織を破壊するので一度破壊した組織はほぼ元には戻りません。
ただし、個人差もありますが、すべての毛がなくなるわけではありません。
毛周期の関係やまだ発育中の場合など、またしばらくすると生えてくる可能性もあります。
エクリン汗腺・アポクリン汗腺は、真皮深層及び皮下組織に存在します。
ミラドライは、冷却により表皮の損傷を抑えながらマイクロ波の特性を利用し、真皮深層~皮下組織浅層を加熱してにダメージを与えます。
吸引により皮膚を固定し、マイクロ波を照射。伝達経路の極性をもった水分子が振動し、熱を発生させます。
真皮と皮下組織では、マイクロ波の伝導性、誘電率が異なる為、照射されたマイクロ波は皮下組織で反射し、境界付近で電界強度が上がり、熱を強く発生させます。
エクリン汗腺・アポクリン汗腺が存在する真皮深層・皮下組織上層に温度の高いヒートゾーンが形成されます。
照射の間、ハイドロセラミックによるコンタクト冷却を行っているので、表皮・真皮浅層は保護され、発生した熱は皮下組織の下方へ向かって伝導します。
汗腺の近くには毛根も存在する為、照射した際に発毛組織も同時に破壊されます。
しかし、ミラドライは汗腺をターゲットにしているため、すべての発毛組織が破壊されるわけではありません。
汗腺組織は皮下2~5mmの真皮深層から皮下脂肪組織内に存在しています。
この真皮深層から脂肪組織層がミラドライのヒートゾーンで、その付近の発毛組織がもっとも影響を受けやすく、破壊されやすいです。
出典:清水祐紀, 佐々木英悟
昭和大学医学部形成外科学教室, 市川ひふ科形成外科クリニック
形成外科 59(増刊): S134-S140, 2016.
ワキガの臭いを軽減する対処法との一つとして、脱毛があります。
脱毛することで根本的なワキガ治療にはなりませんが、アポクリン腺から分泌された汗を雑菌が分解する過程で、脱毛することで雑菌の繁殖を抑えることから一定の効果があります。
実際に当院で医療脱毛を8回施術完了した患者様122名にアンケートを行ったところ、
ワキの永久脱毛でワキの臭いは減りましたか?
- A.非常に減ったと思う 28名
- B. 減ったと思う 54名
- C. 少し減ったと思う 33名
- D. 変わらないと思う 7名
上記のように94%の人は、臭いが減ったと回答しました。
腋の臭いを気にされる人は、腋毛の処理をすることも有効的な選択肢の一つです。
ミラドライの施術後は、ほとんどの場合わきを吸引したことによる内出血が発生します。
また、内出血がない場合でも皮下組織を加熱し、汗腺と同時に発毛細胞も損傷しているため、施術後2~3ヶ月は間隔をあけてください。
また、当院は脱毛に期間を設けていませんので当院で脱毛施術途中でミラドライを受けられた場合も安心してお休みください。
しっかりと治癒してから脱毛を再開しましょう。
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