額を丸くする治療の症例解説です。
最近は、YouTubeやこのブログを見てくださって額のヒアルロン酸注入をされる方が大変増えました。韓国で人気の治療ということもあり、韓国でするつもりだった方も遠方からお越しくださり、大変ありがたく思っています。
症例について
20代女性、額の治療は初めてです。
症例写真
(症例写真へのご協力誠にありがとうございます)
治療前の状態(写真上)
元々丸いおでこであった様ですが、眉上の凹みが出現しています。
治療直後(写真下)
今回は、凹みを埋めて、斜めや横から見た時のカーブが滑らかに綺麗な曲線(Ogeeline)を描く様、おでこの高さを出しました。
「理想的な美しく可愛いおでこ」である「ナチュラルカーブ」の状態になっています。
治療のポイント
おでこ全体には入れていませんので、注入部位もいつもと少し変えています。
おでこの一部に入れる時も、入れていない部位との段差が生じない様丁寧に入れています。
額のヒアルロン酸注入について
- 顔のヒアルロン酸注入の中で、額は比較的難易度が高い部位と美容外科の教科書には記載されています。ただ、凹んでいるところを埋めるのではなく、滑らかな卵型のカーブを描く様、さらに凸凹にならない様に丁寧に治療を行う必要があります。韓国や、上海で多くの額の治療を経験し、海外の学会での額の治療を勉強する中で私なりに理想的な方法を考えました。
- 東洋人にとってどの様なおでこの形が美しいか、患者さんのおでこがチャーミングポイントとなり、美しさが最大限に引き出せる様考えて、形や量を調整しています。
- 痛み対策のため、麻酔は神経ブロックを行います。ほぼ無痛の状態で治療ができます。
- 通常は注入部位は、おでこの見えるところではないので、おでこには、傷はありません。今回は、おでこの見える部位から注入しています。
- 治療は丁寧にかなり時間をかけて行います。
- 注入に使用するヒアルロン酸は吸収されるまでの期間が長く、額は吸収されにくいので、1、2年以上長持ちします。
- 雑に入れたり、やり方を間違えると直後から額が凸凹しており、患者さんにも1週間程度マッサージを指導しているクリニックもありますが、正しく行うと、治療後にマッサージは不要です。他院の症例や海外での学会発表などから正しく行うことが難しい治療であると言えます。
- 私の方法は、韓国で脂肪注入を専門に行っているドクターの方法を参考に、一部アレンジして行っています。
- ヒアルロン酸注入以外に、ご自身の脂肪を使って行う額へのマイクロファット ・ナノファット注入も行っています。
額のヒアルロン酸注入に関するYouTube動画です。治療翌日に撮影しています。
10月に日本アンチエイジング外科学会でこの治療について発表します。
治療概要、合併症について
治療概要
額へのヒアルロン酸注入。
使用量は2ccです。価格20万円(税抜)。カニューレ代2,000円(税抜)。
合併症、副作用、リスク(カッコ内は私の経験)
- 皮下出血(ほぼありません)
- むくみ(翌日にかけ、やや目元がむくむことがあります)
- 腫脹(ほぼありません、飲酒や激しい運動はしばらく控えてください)
- 感染(ありません)
- 塞栓症(ありません)
- 凸凹(できるだけ起こらない方法で行っており、ほぼありません)
- 入れすぎ、足りない(治療後に鏡をご覧になっていただき確認しています)
- 傷あと(針穴だけで、おでこの見える部位にはありません)
その他詳しい内容(その他の症例写真、ダウンタイム、料金など)
詳しくは額のヒアルロン酸注入をご覧ください。
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セイコメディカルビューティクリニック 曽山浩輔
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