エムスカルプト治療は福岡院で行っています。
【エムスカルプト emsculpt】の臨床研究を発表した論文を紹介します。
エムスカルプトの臨床研究や論文
エムスカルプトの臨床研究は腹部で5つ、臀部で2つ行われており、論文として公表されています。
- 腹部
- 脂肪の組織学&サンプル
- 超音波による皮下脂肪の減少
- CTによる脂肪&筋肉への同時効果
- MRIによる筋肉&脂肪への同時効果
- 多施設研究でのウエスト腹囲減少検査
- 臀部
- 非侵襲的臀部のリフトアップについて
- 非侵襲的臀部の増強およびリフトアップのためのHIFEMの有効性
こちらのページによると、エムスカルプトはMotiva(シリコンバッグ豊胸術)と共に、2018年に最も調査・研究された新しい治療ブランドのようです。
世界的に注目されているエムスカルプトですが、
本日は、【腹部】多施設研究でのウエスト腹囲減少検査についての論文を解説します。
論文について
- 題名
- Safety and efficacy of a novel high-intensity focused electromagnetic technology device for noninvasive abdominal body shaping.
- 著者
- Carolyn I. Jacob MD, Katya Paskova MD
- 掲載
- Journal of Cosmetic Dermatology, Oct 2018
Journal of Cosmetic Dermatologyの2018 Oct;17(5):783-787. に掲載されています。
論文の要旨
Abstract
- Background
- Thermal fat reduction technologies are leading the market for nonsurgical abdominal contouring. However, they are ideal principally for patients with fat bulges.
- Objectives
- Our study investigates the effects of a novel nonthermal technology affecting the abdominal musculature and subcutaneous adipose tissue.
- Materials and Methods
- A total of 22 patients (avg. BMI 23.8 kg m−2) underwent 4 treatments on abdomen with high‐intensity focused electromagnetic (HIFEM) field device. Treatments took 30 minutes and were spaced apart by 2‐3 days. Photographs, weight, and waist measurements were taken at the baseline, after the last treatment, and at month 3 follow‐up. Patient satisfaction was noted. Photographs were evaluated by blinded evaluators.
- Results
- The study protocol was completed by 19 patients. At month 3, the average waist size reduction was 4.37 ± 2.63 cm (P < 0.01). The evaluators identified the before image from the 3‐month image 89.47% of the time. About 91% of patients reported their abdominal appearance improved, and 92% stated they are satisfied with treatment results at month 3. No adverse events occurred.
- Conclusion
- Observed waist size reduction and aesthetic improvement appear to be a combination of fat reduction and increased muscle definition of abdominal wall. In lower BMI patients, the increased abdominal muscle definition was largely responsible for the improvement. This novel energy device provides an additional tool for body contouring with primary application for lower and medium BMI patients.
エムスカルプトの安全性と有効性を調査し、発表されています。
22名の患者さん(平均BMI値23.8)に対して、エムスカルプトの腹部治療を1回30分、2~3日間隔で、合計4回行い、治療前、治療後、3ヶ月後に写真撮影、体重、腹囲の測定と患者満足度調査を行いました。
- 結果
- 19名に完了
腹囲の平均減少は治療後に3.29±1.9cm、3ヶ月後には4.37±2.63cm(P<0.01)です。
患者さんの評価として、91%の患者さんは、腹部の見た目が改善し、92%の患者さんは治療から3ヶ月後の結果に満足していると述べています。 安全性に関しては、有害事象発生しなかったと報告されています
論文のデータ
腹囲の平均サイズの変化を表したグラフです。
左がベースライン(治療前) 真ん中が4回治療後 右が治療終了後3ヶ月後です。
腹囲は、治療後に3.29±1.9cm、3ヶ月後には4.37±2.63cm減少しています。
各患者さんの結果です。19名のうち、16名の腹囲減少は、治療後3ヶ月には2.5cmを超えています。また、これらの結果は体重変化とは無関係でした。
腹囲減少は、治療前のBMI値とは無関係で、全ての測定を通して、患者さんの体重に有意な変化はありませんでした。
論文の症例写真
2名の患者さんの症例が掲載されています。結果の良かった2名ではなく、平均的な結果の2名です。
論文に掲載されている症例です。
上が治療前、下が最終治療後から3ヶ月後です。
年齢30歳、BMI18.9、腹囲はマイナス3センチ(−4.0%)、体重変化なし
同じく、論文に掲載されている症例写真です。
上が治療前、下が最終治療後から3ヶ月後です。
年齢33歳、BMI25.2、腹囲はマイナス7センチ(−7.7%)、体重変化-1.8kg(-2.2%)
論文の結論
この論文では、
観測された腹囲の減少および美的改善は、脂肪減少および腹壁の筋肉量増加の組み合わせとみられる。BMI値の低い患者において、この増加した腹部筋肉は、腹部改善に対して大きく関連していた。この新エネルギー装置は低~中BMI値の患者に対し、ボディコントアリングの追加的方法を提供している。
とまとめられています。
まとめ
エムスカルプトについての論文を1つ紹介しました。
体重の有意な変化がなく、平均で4.4センチの腹囲減少という効果が出ており、安全性にも問題なかったとのことです。
エムスカルプトの効果についてお分り頂けたかと思います。
この治療についてさらに詳しく
エムスカルプトをご覧ください。(特設サイト)
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セイコメディカルビューティクリニック 曽山浩輔
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