セイコメディカルビューティクリニックでは、特にスタッフの接遇教育に力を入れています。
医者の常識は世間の非常識?
接遇について考えさせられたエピソードをご紹介します。
私自身は、患者さんに気の利いた話や心温まる話などをすることはあまり得意ではありませんが、相手が患者さんであっても業者さんであっても社会人としては当たり前のことですが、丁寧に接しています。
ただそれだけなんですが、そのせいか「先生は、医者っぽくないですね」と言われます。
来院者への接し方について、患者さんに対して、丁寧に接するのは当たり前でしょうが、薬品や機械の業者さんなどに対しては、そうではないクリニックもあるようです。
大学病院勤務の頃、いつも私たちの医局にはMRさん(Medical Representatives:医療機関・医療従事者を訪問し医薬品に関する情報の提供・収集等を行う製薬会社の担当者)がずらっと並んで営業に来られているのですが、研修医であってもMRさんにタメ口で話している場面を見たことがありました。
時には、年上の患者さんに対して医者がタメ口だった場面もありました。
医者になると周りから「先生、先生」と呼ばれ、偉くなった気分になるのでしょうか、私はどうもその状況に違和感を感じていました。
また、お客さんより立派な椅子に座ってお客さんを迎えるのは医者ぐらいだというような話を聞き、確かにそうだと納得したものです。
接遇に関する当院の取り組み
上記のように医者の世界では、普通でも、一般の社会では非常識ですから、私たちは当たり前の常識通り接遇することに心掛けるところから始めました。
特別なことはしていませんが、それだけでも業者さんには良い印象だったのか、業者さんから、当院の接遇教育はどうしているのかお問い合わせをいただいたり、その噂を聞いた同業のクリニックさんから、「ぜひ接遇の教育のため見学に来たい」と実際に見学に来られたりすることが増えるようになりました。
また、接遇について、ぜひ発表してほしいと業者さんから依頼され、時々セミナーや学会で発表も行っております。
発表しているのは、当院で接遇の担当をしているスタッフです。
以下、接遇についての当院の発表例です。
- 2015年5月
- ゼオスキンヘルスセミナー2015
講演内容「自由診療における魅力あるホスピタリティ」 - 2015年4月
- これからはじめる美容医療in福岡
講演内容「自由診療における魅力あるホスピタリティ」 - 2014年7月
- 第1回トータルスキンセラピーミーティング九州
発表内容「自由診療における魅力あるホスピタリティ」
ハイタッチよりもグータッチ
他には、朝礼時にグータッチを行なっています。
グータッチはハイタッチのような挨拶および動作ですが、手のひらを合わせる代わりに丸めたこぶしを合わせます。
実は、読売ジャイアンツの前監督の原監督が、よくグータッチをしていましたが、原監督のWikipediaにこのように記載があります。
ハイタッチではなくグータッチを好んでするのはハイタッチが手のひらという比較的面積が大きい部分でするため、移動したりしながらでき緩慢になることがあるのに対して、グータッチは拳と拳のためしっかり集中してやらないと形がくずれてしまい、失敗するので緩慢になるのを防止する効果があり、さらに拳と拳が合うように手をお互い見ているため目があい意思疎通も図れるからである。
原監督の真似ですが、朝礼で、お互いグータッチを行うのは、目を合わせしっかり意思疎通を図るための簡単な方法ですので、実践しています。
当院では上記のように接遇についても教育を進め、ご来院いただいた際に当院でのお時間を気持ちよく過ごせるよう、引き続き努めてまいります。
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セイコメディカルビューティクリニック 曽山浩輔
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