今回は目の治療について。
目を大きく見せる(する)ために、二重の幅を広げると良いと思われがちです。
カウンセリングを行っていても、とても広い幅の二重のラインを希望する患者さんがいらっしゃいます。
しかし、二重の幅を広げればいいというものではありません。
日本人の目の奇麗な方は、ただ幅が広い二重ではなく、目の開きが良く、二重の幅と目の大きさや他の顔のパーツとのバランスが良いです。
実際の患者さんのお写真を参考に説明します。
(お写真のご提供大変ありがとうございます。)
症例写真
治療前の状態です。
一重瞼で上眼瞼の皮膚のたるみと脂肪(オレンジ)があり、まつ毛に皮膚が乗っかっており、さらに目の開きも悪く(白のライン)、眉毛が挙上(黄色の矢印)しています。
(専門的な話になりますが、皮膚のたるみを改善すると目の開きが良く見えるタイプではなく、軽度の眼瞼下垂でした。もし開瞼機能に問題がなければ、二重瞼にするだけで目の開きはよくなったように見えますが、この方の場合はそうではありませんでした。)
この状態で、眼瞼下垂の修正をせず、ただ広い幅の二重を作ろうとしてしまうと、二重というよりは上瞼に線が入っただけの、眠たそうで、とても不自然な目になってしまいます。
また脂肪も多くあるので、できるだけ小さな傷(2.5ミリ程です)からしっかりと脂肪を取ることにしました。
治療プランは以下のようになりました。
- 眼瞼下垂(切らない手術)
- 二重作成
- 脂肪除去
治療後です。
大きな傷をつけることなく、自然な範囲で、最大限にこの方の良さを出せたのではないでしょうか。
脂肪が多くあったオレンジの部分はすっきりし、まつ毛に皮膚は乗らなくなり、目の開きが改善(白のライン)し、眉毛を挙上する癖が抜け、額が広くなりました(黄色の矢印)。
ポイントは、
- しっかりと眼瞼下垂の修正をする。(皮膚を切る必要はありません。)
- 脂肪があるときは最小限の切開でしっかりと脂肪を取る。(脂肪は必ず取る必要はありません。希望する二重のラインなどにもよりますが、むしろ進めないことの方が多いです。)
- 不要な手術はしない。(二重の切開法や目頭切開など、必要で無いものは勧めません。)
- 二重の幅は広ければ良いというものではない。
もう一度比較してみます。
今回、目の横幅を広げる治療(目頭切開、目尻切開)は行っていませんので、当然治療前後で横幅は変わりません。
術前から、目の横幅、目と目の間の距離のバランスは良かったのです。
※比較するとわかりますが黒目の横幅は同じですので、ディファインなどのカラーコンタクトレンズは装着していません。
目の縦幅は広くなり、眉毛の位置が変わったのがわかると思います。
その方の自然な美しさを最大限に引き出す治療を追及していきますので、二重治療をご検討中の方は一度無料カウンセリングにいらしてくださいね。
治療概要、合併症など
- 患者様属性(治療時)
- 20代 女性
- 施術名
- 切らない眼瞼下垂(重症)+ノーマル 二重術 3点留め+上眼瞼脂肪除去法
- 費用概算
- 400,000円(税抜)
- リスク・副作用
- 内出血、腫れ、ゴロゴロした違和感、瞼の突っ張り、左右差、傷跡、眼瞼痙攣、凹み、皮膚のたるみ
この治療についてさらに詳しく
切らない眼瞼下垂をご覧ください。
ノーマル 二重術をご覧ください。
上眼瞼脂肪除去法をご覧ください。
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セイコメディカルビューティクリニック 曽山浩輔
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