立ち耳について原因や、当院の手術方法と一般的な切開法との比較など詳しくまとめました。

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立ち耳について原因や、当院の手術方法と一般的な切開法との比較など詳しくまとめました。

立ち耳について原因や、当院の手術方法と一般的な切開法との比較など詳しくまとめました。

「耳が立って見える」「横に張り出していて気になる」 そんな“立ち耳”のお悩みを持つ方へ、今回は実際のカウンセリングをもとに、写真や図を使いながら原因と治療法を解説します。

1.立ち耳の原因は「角度」だけではない?

立ち耳の原因は「角度」だけではない?
多くの方の耳は、頭に対して約90度の角度で付きますが、「立ち耳」と感じる場合でも、実際には90度前後のことがほとんどです。 ではなぜ「立って見える」のか?それは主に以下の要因によります:

  • A:対耳輪がしっかり形成されていない
  • B:耳甲介腔が広く、耳の幅が広い

A:対耳輪がしっかり形成されていない

対耳輪がしっかり形成されていない

左写真のように対耳輪が明瞭だと、正面から見ても耳は「寝て」見えますが、
右写真のように対耳輪が浅いと赤い矢印方向に張り出しやすく、「立ち耳」に見えてしまいます。

B:耳甲介腔が広く、耳の幅が広い

耳甲介腔が広く、耳の幅が広い

左写真と比べ、右写真は耳甲介腔(赤矢印の幅)が広いため、
耳が横方向に張り出して立ち耳がより強調されます。
実際には、AとBが同時に起こることが多く、この場合はさらに「立ち耳感」が強まります。

2.治療方法:埋没法と切開法

埋没法(非切開)

当院の埋没法は以下の流れです。
1. 表面に小さな針穴を開け、耳軟骨にスリットを入れる
埋没法の流れ
2. 糸で対耳輪を形成する
埋没法の流れ
3. 針穴にテープを貼って終了(ダウンタイムは少なめ)
長期的な効果は良好で、戻らない場合が多い。

埋没法は切開を伴わず、傷痕がほとんど目立たない上、自然な曲がり方が得られる点が大きなメリットです。
(なぜ、自然な曲がり方が得られる点については後述します)
【立ち耳治療】他院治療後の再治療

自然な曲がり方が得られた症例の解説について、詳しくはコチラをご覧ください

3.切開法(耳の裏側からアプローチ)

切開法(耳の裏側からアプローチ)

(Andreas Naumann , Otoplasty – techniques, characteristics and risks,GMS Curr Top
Otorhinolaryngol Head Neck Surg. 2008 Mar 14;6:Doc04.)

切開法は耳裏から軟骨を切除・縫縮めして角度を変えますが、以下の理由で埋没法に比べて効果が落ちる場合があります:

  • ・スリットを入れられる位置が限られ、軟骨が十分に曲がらない
  • ・結果として対耳輪の膨らみだけが形成され、実際に立ち耳が治らないケースも

「切開法は埋没法より優れている」と思われがちですが、実際にはいくつか注意すべき落とし穴があります。
切開法特有のリスクとデメリットを解説します。
以下は、埋没法で行うスリットの入れ方と、切開法では困難な理由です。
1. 埋没法のスリット入れ
埋没法では軟骨の表面(前面)に小さなスリットを入れます。
このスリットにより、軟骨はスリットの反対側へ自然に曲がろうとし、狙った位置で対耳輪を形成しやすくなります。
埋没法のスリット入れ
2. 切開法でのスリットの落とし穴
一方、切開法は耳の裏側(後面)から皮膚と軟骨を切開します。そのため、軟骨の〈表側〉にスリットを入れることが技術的に非常に難しく、実際には〈後面〉にしかスリットが入れられません。
結果として、裏側のスリットでは軟骨を後ろに倒す力しか働かず、対耳輪を前方に形成することがほぼ不可能になります。

このように、切開法は「傷跡を犠牲にして大きく変える方法」と思われがちですが、軟骨の曲げ方という点では埋没法に劣る場合がある――これが切開法の大きな落とし穴です。
一般的な切開法
一般的な切開法では、「スリット」ではなく耳の裏側から軟骨を切開して折り曲げようとします。しかしこの方法では、軟骨全体をしなやかに折るのが難しく、結果として図のように対耳輪部分だけが山状に盛り上がることが多いのです。

そのため、切開法を受けたにもかかわらず

  • ・耳の裏側に傷は残った
  • ・立ち耳の改善は見られず
  • ・対耳輪部分だけが膨らんだ状態になった

…という「傷跡だけが目立ち、立ち耳はそのまま」という事態が起こります。
これが、一般的な切開法の大きな落とし穴です。

こちらが、他院で一般的な切開法を行なっても立ち耳が治らなかった症例写真です。
他院で一般的な切開法を行なっても立ち耳が治らなかった症例写真

詳しくはこちらで解説しています。

まとめると、対耳輪の形成が弱い(Aタイプ)の立ち耳には、以下の理由から埋没法をおすすめします。

  • ・傷跡がほとんど目立たない
  • ・ダウンタイムが短く、日常生活への影響が少ない
  • ・軟骨が自然なカーブで美しく折れ、仕上がりがナチュラル

そのため、一般的な切開法よりも当院の埋没法を第一選択としています。
では、どういう時に切開法を行うか?
当院では、耳甲介腔が広い(Bタイプ)方のみ切開法を選択し、幅を狭くするアプローチを行っています。
耳甲介腔が広い(Bタイプ)方のみ切開法を選択

(Andreas Naumann , Otoplasty – techniques, characteristics and risks,GMS Curr Top
Otorhinolaryngol Head Neck Surg. 2008 Mar 14;6:Doc04.)

耳の裏側を切開し、横方向に張り出している軟骨を適切に切除することで耳の横幅を狭くできます。さらに、同時に耳の付け根を縫い縮めて頭部への角度を倒すことで、理想の耳のプロポーションに調整可能です。

「少しだけ整えたい」も可能です

「耳全体ではなく、気になる上部だけを軽く曲げたい」「チャームポイントを残しつつ自然に整えたい」などのご要望にも対応可能です。

患者さまとの会話から学ぶ“耳の印象”

  • ・耳は「目や鼻と違い、他人に記憶されにくい」パーツ
  • ・目立つと強く印象に残るため、自然に“忘れられる”バランスが大切
  • ・最近人気になってきた、逆に立ち耳を作る「立ち耳ヒアルロン酸注入治療」も可能です

治療の比較表

比較項目 当院の埋没法 一般的な切開法 当院の切開法
傷の目立ちにくさ ◎(針穴のみ) △(耳裏に切開痕) △(耳裏に切開痕)
ダウンタイム ◎短め △やや長め、固定必要 △やや長め、固定裏側だけ必要
適応 対耳輪形成不全(Aタイプ) AタイプやBタイプ 耳甲介腔が広い(Bタイプ)+角度調整希望
ポイント ◎自然なカーブ形成&傷跡ほぼ目立たず。
◎長期的にもほぼ戻らない。
△裏側に皮膚の余りができる。
×立ち耳が治らないこともある。 ◯横幅狭小化+頭部への角度調整が同時に可能

耳の形は“自然なバランス”が最も大切。 大きく変えるよりも、ほんの少しの調整でベストな印象を作ることが多いです。
気になる方はまずカウンセリングへ。 お一人お一人に最適な方法をご提案いたします。

【参考動画】YouTube:立ち耳埋没法の解説はこちら

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