額を丸くする治療の症例解説です。
額へ【ヒアルロン酸注入】を行っております。
症例について
30代女性、額の治療は初めて。当院、院長の額(おでこ)をご覧になって治療にご興味を持たれたようです。
インパクトのある可愛らしいおでこになる様、治療することとしました。
症例写真
(症例写真へのご協力誠にありがとうございます)
治療前の状態
眉毛のラインの少し上から凹みがあり、波打ったおでこです。おでこの形は、眉毛の上から凹むことが多いですね。眉上の陥凹(Superior ridge hollow)は、正確には前頭筋(おでこの筋肉)と、前頭骨(おでこの骨)の両方が加齢によって萎縮することで生じます。
治療後1ヶ月の状態
おでこ全体の形を整えつつ、斜めや横から見た時のカーブが滑らかに綺麗な曲線(Ogeeline)を描く様、細かく丁寧に治療しています。私の考える「理想的な美しく可愛いおでこ」になっています。 ビフォーアフタを並べています。
斜めや横から見ると変化が分かりやすいです。
治療のポイント
今回は治療直後の写真はありませんが、直後からほぼ変わらない状態です。注入部位は、おでこの見えるところではないので、おでこには、傷はありません。
雑に入れたり、やり方を間違えると直後から額が凸凹しており、患者さんにも1週間程度マッサージを指導しているクリニックもありますが、正しく行うと、治療後にマッサージは不要です。この方法は、韓国で脂肪注入を専門に行っているドクターの方法を参考に、一部アレンジして行っています。
理想的な形になっていると思いますが、西洋人風にするのであれば、もう少しメリハリをつけてもいいかもしれません。
額のヒアルロン酸注入について
顔のヒアルロン酸注入の中で、額は比較的難易度が高い部位と美容外科の教科書には記載されています。ただ、凹んでいるところを埋めるのではなく、滑らかな卵型のカーブを描く様、さらに凸凹にならない様に丁寧に治療を行う必要があります。韓国や、上海で多くの額の治療を経験し、海外の学会での額の治療を勉強する中で私なりに理想的な方法を考えました。
東洋人にとってどの様なおでこの形が美しいか、患者さんのおでこがチャーミングポイントとなり、美しさが最大限に引き出せる様考えて、形や量を調整しています。
痛み対策のため、麻酔は神経ブロックを行います。ほぼ無痛の状態で治療ができます。
治療は丁寧にしますので、かなり時間をかけて行います。ヒアルロン酸は吸収されるまでの期間が長いので、長持ちするのはメリットの一つです。
額のヒアルロン酸注入に関するYouTube動画です。治療翌日に撮影しています。
治療概要、合併症について
治療概要
ヒアルロン酸注入 使用量は2cc程。
別の部位と合わせて行っています。4cc260,000円購入されましたので、額は2ccで130,000円(税抜)。
合併症、副作用、リスク(カッコ内は私の経験)
- 皮下出血(ありません)
- むくみ(翌日にかけ、やや目元がむくむことがあります)
- 腫脹(ほぼありません)
- 感染(ありません)
- 塞栓症(ありません)
- 凸凹(できるだけ起こらない方法で行っており、ほぼありません)
- 入れすぎ、足りない(治療後に鏡をご覧になっていただき確認しています)
- 傷あと(針穴だけで、おでこの見える部位にはありません)
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セイコメディカルビューティクリニック 曽山浩輔
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