糸によるリフト(左右合計8本)で若返り治療を行いました。
症例写真をいただきましたので、解説します。
(症例写真へのご協力ありがとうございます。)
症例について
50代女性。他院で糸リフトの治療経験ありましたが、効果に関してはあまりご実感がなかったようです。
症例写真
治療前→治療直後の状態
フェイスライン、頬がリフトアップし、ほうれい線やマリオネットラインが浅くなりました。
やや麻酔の腫れがありますが、顔が大きく見えることもなく、糸もどこに入れたかわからないほど糸の痕はありません。
治療のポイント
- 糸のリフトによって若返り治療を行っています。
- 糸を使用する場合は、最小限に行うのが私の基本方針です。
- 今回は、片側4本使用し、顔の下半分を引き上げるようにしています。また、従来行っていた糸は同じですが、糸の挿入方法などを変えています。(当院ではこの方法を「セイコリフト+」と呼んでいます。)
- やや治療後のダウンタイムが変わりますので、詳しくは診察時にお話しします。
糸のリフトについて
- 当院では、ただ引き上げるのではなく、引き上げる方向や引き上げる部位を細かくシュミレーションを行い、「自然な卵型の輪郭」ができる様に糸を入れてます。
- 面長に見える場合は、実際に顔の縦方向の距離は変わりませんが、糸によるリフトで、脂肪の位置を変えることで改善することができます。
- 一度に大量の糸を入れることで効果を上げる手法も存在しますが、糸は吸収されるもので、効果は長期に及ぶものではありません。当院では少ない本数を時々(半年~2年)行うことをお勧めしています。
- セイコリフトで使用している糸は、PCLという素材で吸収されるまで2年程と言われています。
吸収されるまでの間に、コラーゲンが糸の周囲に生成されますので、長期的な効果が期待できます。
当院では、吸収される期間が半年程度のPDO素材の糸による治療も行っていますが、長期的な効果を望むのであればセイコリフトが適していると言えます。 - 韓国では、国の認可の関係もあり未だにPDOによる糸の治療が多いのですが、徐々にPCL素材の糸も増えてきています。
日本では医師の裁量で海外から糸を輸入できるので、PCL素材の糸の治療が増えています。
吸収されるまでの期間が長くなると、副作用が起こった場合も長続きすることも考えられますので、安全性をしっかり考慮して行う必要があります。 - 使う糸の素材や種類、治療主義によって結果は大きく変わります。詳しくはカウンセリングの際にお話ししています。
治療概要、合併症について
治療概要
- 治療内容
- 糸によるリフト片側4本ずつ 合計8本使用
- 経過期間
- 治療直後
- 料金概算
- 256,667円(税込)
- 患者様属性(治療時)
- 50代 女性
- 腫脹(数日出現する場合があります。)
- 内出血(ほとんどありません。)
- 疼痛(本数や部位によります。数日出現することがあります。)
- 左右差(元々の左右差が大きい場合は、糸のリフトだけで左右差を整えることは難しいです。元々の左右差がない場合は、ほとんどありません。)
- 感染(幸いありませんが可能性としてはあります。)
- 口元の違和感(数日あります。)
- 糸が触れる(ごく稀にありますが、異常な状態でないことがほとんどです。)
- ツッパリ感、引きつり感(数日あります。)
- 皮膚の凹み(ごく稀にあります。必ず治ります。)
- 紅斑、熱感(ごく稀にありますが、数日で治ります。)
合併症、副作用、リスク(カッコ内は私の経験)
糸によるリフト
この治療についてさらに詳しく
セイコリフトをご覧ください。
テスリフトをご覧ください。
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セイコメディカルビューティクリニック 曽山浩輔
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