トレチノインを使用すると、表皮において表皮角化細胞の強い増殖促進作用がみられ表皮は厚く丈夫になります。
また、ターンオーバーが促進され皮膚が剥けると共に、表皮基底層周辺のメラニン排出が促されます。
つまり、お肌の奥からシミが押し出されて、皮剥けすると共にシミも排出されると言うことです。
トレチノインは、お肌のターンオーバー(生まれ変わり)を促進してくれる作用があるんです。
お肌の表皮を削り取っているのではなく、新しい細胞を産み出し古い細胞を押し出している。
それがトレチノインの作用です。
皮剥けするといった意味では、同じなのですが、
セラピューティックは皮を剥いでいる。
のではなく、
セラピューティックは、古い細胞を生まれ変わらせている。その結果、皮が落屑する。
なんです。
このニュアンスの違いを分かっていただきたい♪
そして、メラニン産生を抑えるハイドロキノン(ミラミンやミラミックス)とトレチノインの併用には相乗効果があり、表皮内色素沈着が改善されます。
セラピューティックは、トレチノインとハイドロキノンのゴールデンコンビ(相乗効果)による結果の出る治療です!
セラピューティックをもっと詳しく知りたい方は、こちらからご覧ください♪
<参考>
トレチノイン療法 吉村浩太郎
Aesthetic Dermatology Vol.19:11〜20,2009