ゼオスキンヘルスのセラピューティックを行い、シミが悪化した方はいらっしゃいませんか?
そのシミは、脂漏性角化症かもしれません。
セラピューティックで、脂漏性角化症が悪化することがあります。
症例紹介
ゼオスキンヘルス1ヶ月後の経過です。
写真中央の膨らみが大きくなっていることがわかります。
この膨らみが脂漏性角化症(老人性いぼ)です。
脂漏性角化症とは
脂漏性角化症とは、紫外線などの影響により老化した皮膚が細胞の増殖し膨らみをもって出現します。
20歳代から出現し80歳以上の人はほぼ全員認める顔面、頭部、体幹などにみられるイボ状の良性腫瘍(直径1-2cm)です。
表面がガサガサしており、ゼオスキンなどのスキンケアでは完治は難しいです。
大きくなる理由
脂漏性角化症は病理的には表皮細胞の中の基底細胞や有棘細胞が増殖している病態なのでトレチノインの作用機序である表皮の肥厚が関係のではないかと考えています。
The Art of Skin Health Restoration and Rejuvenation 2nd Edition
対処方法
状態に応じて、ゼオスキンヘルス開始前に脂漏性角化症の治療をおすすめする場合があります。
脂漏性角化症の治療は、大きさや状態にもよりますが当院では電気分解法がオススメです。
電気分解法とは?
通常の電気メスとは異なり、電気分解により焼灼して除去するため、皮膚を傷つけることなく治療する事が出来ます。
局所麻酔で痛みもなく5分程で除去することが可能です。
非常に高い周波数帯が組織を炭化させることなく、切開・止血・凝固を可能にしています。
特に純切開における切れ味のシャープさは際立っており、術後の回復も早く、切開による瘢痕も目立ちにくい利点があります。
まとめ
間違った使用方法で、状態が悪化しセカンドオピニオンで当院に来院される方もいらっしゃいます。
ゼオスキンヘルスは、ただの化粧品ではありません。
正しい知識を持った医師の診断のもとに使用しましょう。