ニキビが出来た時、家にある適当なお薬を塗ってませんか?
ニキビ薬には、たくさんの種類があります。
それぞれに特徴があり、ニキビの状態やその方のお肌に合わせて使用することが非常に重要です。
代表的なニキビのお薬
ニキビは90%以上の人が経験する身近な皮膚疾患です。
ニキビは早期の症状から医療機関で治療することができます。
治療薬には特徴があり、ひとりひとりに合った治療選択が重要です👩🏻⚕️
💊ディフェリンゲル
アダパレンというビタミンA誘導体が主成分の薬で、毛穴のつまりを取り除きます。
ニキビの初期や白黒ニキビがメインの人に処方します。微小面皰にも効果があるため、よくなった状態を維持する治療に有効です。
妊娠中、授乳中の方は使用できません。
乾燥、赤み、かゆみなどの副作用がありますが、多くは最初の2週間以内にみられ、そのあと次第にやわらいできます。
使用量を調節したり、保湿剤を併用したりして、副作用を軽減します。
💊ベピオゲル・ベピオローション
過酸化ベンゾイルという有効成分が主成分の薬です。
角質剥離作用と抗菌作用があり、白ニキビだけでなく赤ニキビも多い人に処方します。
ベピオゲルは、乾燥や刺激などの副作用が出る場合がありました(個人差あり)。
ベピオローションが発売され、効果はそのまま、乾燥や刺激は少なく、でもべとつかず、肌なじみが良い使用感となっておりとても使いやすくなりました。
💊デュアックゲル
過酸化ベンゾイルと抗生物質のクリンダマイシンが混ざった薬です。炎症のあるニキビが多い人に処方します。
適切なタイミングで、アダパレン(ディフェリン)や過酸化ベンゾイル単体(ベピオ)に変更します。
💊エピデュオゲル
過酸化ベンゾイルとアダパレンが混ざった薬です。
重症度が中等度以上のニキビに処方します。
ベピオとディフェリンそれぞれの副作用が出る可能性があるので、まずはどちらかを使用してから処方することが多いです。
加えて、症状に応じて、抗生剤を短期間併用することもあります💊
薬剤耐性の危険性について
薬剤耐性とは、特定の種類の抗菌薬が効きにくくなる、または効かなくなることを言います。
抗生物質を使い続けていると、細菌の薬に対する抵抗力が高くなり、薬が効かなくなることがあります。このように、薬への耐性を持った細菌のことを薬剤耐性菌といいます。
抗生物質は非常に優秀なお薬ですが、適切なタイミングでの他のお薬への変更がとても重要です。
薬剤耐性菌になってしまうと、その後の治療が非常に困難になり、場合によっては治療前よりも悪化することもあります。
医師の指示に従って、使用しましょう。
おわりに
ニキビの処方薬には、それぞれ特徴や違いがあるので、合ったものを使用する必要があります。
また、使い始めに刺激があったり乾燥したりするので、使用のコツや副作用かどうかなど診察時に医師が見極める必要があります。
ぜひご相談ください❗
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あらかじめ ご了承ください。
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