ニキビ痕が出来てしまうと、なかなか消えませんよね。
ニキビ痕が治らないうちに次のニキビが出来て・・・を繰り返すと、一向に綺麗なお肌に戻らないので辛い気持ちになってしまいます。
一刻も早く治って欲しいニキビ痕は、どのくらい待てば消えてくれるのでしょうか?
ニキビ痕が出来てしまうと、なかなか消えませんよね。
ニキビ痕が治らないうちに次のニキビが出来て・・・を繰り返すと、一向に綺麗なお肌に戻らないので辛い気持ちになってしまいます。
一刻も早く治って欲しいニキビ痕は、どのくらい待てば消えてくれるのでしょうか?
ニキビ痕は凹み(クレーター)だけでなく、皮膚がしこりのように膨らんだ瘢痕(肥厚性瘢痕)や色味もあります。
肥厚性瘢痕は、体質によりケロイド状に残ってしまう場合もあり、そして色味には、赤みの炎症後紅斑(PIE; postinflammatory erythema)と茶色いシミのような炎症後色素沈着(PIH; postinflammatory hyperpigmentation)があります。
凹み | 膨らみ | 赤み | |
---|---|---|---|
クレーター | 肥厚性瘢痕/ケロイド | PIE(炎症後紅斑) | PIH(炎症後色素沈着) |
凹み | |
---|---|
クレーター | |
膨らみ | |
肥厚性瘢痕/ケロイド | |
赤み | |
PIE(炎症後紅斑) | |
PIH(炎症後色素沈着) |
時間が薬とは言うけれど、どれだけ待ったら消えてくれるの…?という疑問を調べた論文がありました。
J Dermatol. 2016; 43: 826-828より
3分の2の症例で1年以上PIHが残存していました。
約20%は5年以上も…!
ニキビ痕は一度できてしまうとなかなか消えません。
なによりも新しいニキビを作らないこと、ニキビの早期治療がニキビ痕治療においても大切です。
まずは、お肌のターンオーバーを整え、促進させることが基本となります。
ターンオーバーとは、表皮の細胞の生まれ変わりのことです。
古くなった皮膚が角質として剥がれ落ち、新しい皮膚と入れ替わるサイクルのことを示します。
ターンオーバーは、一般に28日ほどと言われていますが、加齢やホルモンバランスの乱れなどの影響によりその周期は遅くなることもあります。
また、紫外線や乾燥などの外的要因もターンオーバーが乱れる大きな原因となります。
ニキビ痕と言っても種類があり、セルフケアで綺麗になるものとならないものがあります。
また、セルフケアだけでは時間がかかる場合もありますので、クリニックでおすすめの治療も合わせてご紹介します。
ニキビが治った後の皮膚が陥没して凹んだ状態のニキビ痕をクレーターと呼びます。
大きさも様々で、毛穴が大きく開いたように見えるものや皮膚表面が広範囲にボコボコとした状態のものもあります。
クレーターをセルフケアで元の状態に治すことは、ほぼ不可能です。
ニキビが治った後に、皮膚が膨らんだ状態になるニキビ痕のことを肥厚性瘢痕といいます。
体質によっては、赤くケロイド状に残ってしまう場合もあります。
顎や胸など骨上に出来ることが多いです。
セルフケアで元の状態に治すことは、非常に難しいです。
ニキビが治り、表面の炎症は落ち着いた後も、内部に残った炎症で赤みが続いている状態です。
お肌のターンオーバーによって、徐々に薄くなって消えていくことがほとんどです。
赤みが長引く場合は、クリニックに相談することをおすすめします。
ニキビの炎症が落ち着いた後、茶色いシミのように残るニキビ痕です。
炎症ニキビでダメージを受けたメラノサイトがメラニン色素を作りシミのような色素沈着を起こします。
お肌のターンオーバーによって、徐々に薄くなりますが、多くの場合1年以上かかります。
シミとして残さない為には、クリニックへの受診をおすすめします。