今回は脱毛で使用するレーザー、特に男性のヒゲ脱毛にふさわしいレーザーの種類について解説します。
メンズ脱毛に適したレーザー脱毛
レーザーの種類と特徴
まず、レーザーの種類について説明します。
脱毛で使用される代表的なレーザーは、
- ルビーレーザー
- アレキサンドライトレーザー
- ダイオードレーザー
- Nd:YAGレーザー
です。
レーザーによって、それぞれ波長が異なり、皮膚のメラニン色素に対する反応や深達度が変わります。
波長の短い順に、ルビーレーザー(694nm)、アレキサンドライトレーザー(755nm)、ダイオードレーザー(800nm)、Nd:YAGレーザー(1064nm)と並びます。
このうち、当院で使用している脱毛器のレーザーはアレキサンドライトレーザーとNd:YAGレーザーです。
アレキサンドライトレーザー
755nmのアレキサンドライトレーザーはメラニンによく吸収され、脱毛効果の高い波長です。
毛乳頭だけに作用させることができるので、肌にほとんど負荷がかかりません。
Nd:YAG(ネオジウムヤグ)レーザー
1064nmのNd:YAG(ネオジウムヤグ)レーザーは、色素沈着がある部分にも照射できるレーザーです。
色素沈着の多いVIOや産毛も効果的に脱毛できます。
この中で、男性のヒゲ脱毛に適したレーザーは、「Nd:YAGレーザー」です。
Nd:YAGレーザーが他のレーザーよりも、皮膚表面の黒さに反応しにくいのがポイントです。
男性の肌とNd:YAGレーザー
一般的に、男性は女性に比べ、普段から日焼け止めなどの紫外線対策をする機会が少ない、または全くしない方が多く、屋外でスポーツなどされて日焼けをしっかりされた際のケアも、特にされてない方も多くいらっしゃるようです。
そのため、ヒゲ脱毛をする部位の皮膚の色が、服で隠れている部位の皮膚の色より濃いことが多く、他のレーザーだと、毛だけではなく皮膚表面に反応してしまい、そのため強い痛みや皮膚が強く赤くなるなど副反応が起こってしまいます。
Nd:YAGレーザーは、皮膚表面を通り越して、奥の毛に反応しやすいレーザーなので、まさに肌の色が濃くなりやすい男性のヒゲ脱毛に適したレーザーと言えます。
まとめ
今回は脱毛で使用するレーザーの種類とそれぞれの特徴、なぜ男性のヒゲ脱毛にはNd:YAGレーザーが適しているのかを、波長の長さの差による皮膚上の反応や深達度の違いを交えて解説しました。
いかがでしょうか?他のレーザーでは痛みやダウンタイムでヒゲ脱毛を断念した方も、Nd:YAGレーザーではうまく脱毛ができることが多いですよ。