皆さん、脱毛はエステでもできるのに、わざわざ病院を受診してまで脱毛する必要はないと思っていらっしゃいませんか。この記事では、医療脱毛とエステ脱毛の違いについて解説していきたいと思います。
エステ脱毛と医療脱毛の違いについて
まず、医療脱毛とエステ脱毛の大きな違いは、医療脱毛が永久脱毛であるのに対して、エステ脱毛は一時的な減毛という点です。医療脱毛では、毛を作る細胞を破壊するレーザーを用いて治療を致しますが、これは医療行為であるため、医師または、看護師しか施術は行えません。
そのため、エステ脱毛では高い出力を使用することができません。必然的に、エステ脱毛では、毛を作る細胞にダメージ与える程度の機器しか用いることができないのです。
エステ脱毛のデメリット
弱い出力の機器で処置をしても、満足するような結果が得られず、脱毛回数・期間が多く必要となり、トータルコストが高くなってしまうというケースがあります。
脱毛と皮膚トラブルの関係
また、脱毛を希望される患者様の中には敏感肌、アトピー性皮膚炎、接触皮膚炎、その他の基礎疾患をお持ちの方もいらっしゃいますが、エステ脱毛では断られるケースもみられるようです。
医療脱毛でしたら、医師が診察後、脱毛部位に併存する皮膚トラブルの治療をしながら脱毛のプランを立てることも可能です。また、多毛の原因が、代謝異常や、内分泌異常や、薬剤が関与していることもあります。その際には多毛の原因となっている内臓疾患の治療をするようにご案内することもあります。
まとめに
医療脱毛のみならず、エステ脱毛においても、毛を作る細胞へ少なからずのダメージを与えるわけですから、処置後に皮膚の赤味、痒み、ぶつぶつ、ひりひり、色素沈着などの皮膚トラブルが出現してくる可能性もあり得ます。
その際には、医療脱毛でしたら医師が直ちに診察し、適切な処置を行うことができますが、エステ脱毛の場合には、近くの病院を受診するように案内され、改めて経過を説明し診察をうける手間も必要になります。
脱毛経過中、何のお困りごともなく終了される方もいますが、もし、経過中、皮膚トラブルが出現した場合にこのまま脱毛をうけていいのか、それとも皮膚病変が改善するまで脱毛処置を延期するか、医師の判断が必要になる場面が多々あります。
当院には皮膚のスペシャリストの皮膚科医が在籍しており、しっかり診察、治療いたしますので安心して施術を受けられてください。
いかがでしょうか。たかが脱毛、されど脱毛です。病院で脱毛を受けるメリットについてご理解いただけましたら幸いです。